「表現」とは何か? テクノロジーは、その未知の領域をどう切り拓けるのか?

お茶の水女子大学 表現工学研究室(土田研究室)は、こうした根源的な問いに工学的なアプローチで挑む、先進的な研究拠点です。「表現工学」― 動きや感覚といった非言語的な情報をデータとして捉え、解析し、新たな表現や支援技術を創出する。このユニークな分野で、アート、エンタテインメント、ダンスなどを対象に、表現の新たな地平を探求しています。(研究内容詳細はこちら、受験で悩んでいる人はこちら

テクノロジー、デザイン、そして知的好奇心

当研究室では、テクノロジーとデザイン、そして自由な発想を融合させ、「表現」の可能性を多角的に追求します。ダンス、音楽、映像、インタラクション、デジタルアートなど、多様な領域を横断しながら、独自の理論と技術体系を構築。プログラミング、デバイス開発、データサイエンスといった先端的スキルを駆使し、知的好奇心に基づいた独創的な研究テーマに取り組むことができます。単に技術を応用するだけでなく、表現の本質に迫る問いを立て、それを工学的に検証していくプロセスを重視します。

【研究室の特徴と得られる力】

  • アイデアを形にする「研究開発力」
    単なる分析に留まらず、自らコンセプトを考案し、それを実現するデバイスやシステムを設計・開発します。これは、アイデアを具現化するエンジニアリング能力と、その成果の学術的価値を論理的に構築し、論文として発表する研究遂行能力の両方を磨くプロセスです。制作活動を通じて、実践的な「美意識」や「批評眼」も養われます。
  • 高度な専門スキルの習得
    研究活動やゼミ、勉強会を通じて、高度な専門スキルを体系的に習得します。プログラミング(Python, etc.)、データ解析・機械学習、ソフトウェア開発(Unity, TouchDesigner等を用いたインタラクティブシステム構築)、ハードウェア開発(センサ技術、マイコン制御、3Dプリンティング等)など、将来の研究活動や専門職に不可欠な技術基盤を築きます。
  • 多様な知見が交差するコミュニティ
    多様な専門性や関心を持つ学生が集い、互いの知見を融合させることで、単独では到達し得ない独特な視点や研究アプローチの創出を狙っています。活発なディスカッションと協働を通じて、互いに切磋琢磨し、研究室全体の知的レベルを高め合う、ダイナミックなコミュニティ形成を目指しています。
  • 主体性を尊重し、自律的研究者を育成する環境
    土田研究室では、学生一人ひとりの主体性と探求心を尊重します。教員は、皆さんが安心して知的な挑戦に臨めるよう、心理的安全性が確保されたオープンな環境を提供し、深い対話を通じて研究をサポートします。研究テーマの設定から具体的なアプローチ、論文作成に至るまで、一方的な指示ではなく、皆さんの意欲と目標に基づいた最適な道筋を共に模索します。研究手法に関する基礎的な指導はもちろん、自律的な研究活動を力強く後押しします。
  • 開かれた研究環境と多角的な視点
    情報共有が促進され、風通しの良い環境構築を目指しています。異分野や外部機関との積極的な交流も推奨しており、自身の研究を相対化し、多角的な視点と広い視野を得る機会を豊富に提供しています。「面白い」と感じる知的な探求心を大切にし、主体的に研究に没頭できる文化の創造を目指しています。
  • グローバルな舞台へのアクセス
    国際的な視座を持つことも重視しています。留学生の積極的な受け入れに加え、海外大学・研究機関との共同研究や国際会議への参加、留学の機会等を提供します。グローバルなネットワークの中で研究活動を行い、国際的な舞台で活躍するための視野と経験を培います。

表現工学の未来を、共に創造する

土田研究室は、皆さんが自身の関心を深く掘り下げ、独創的な「表現工学」の研究を推進し、将来のキャリアや学術的な道につながる高度な専門性と実践力を獲得するための環境を提供します。学生一人ひとりの知的好奇心とポテンシャルを最大限に引き出し、共にこの未踏の分野を開拓していくことを楽しみにしています。

表現とテクノロジーが交差する最前線で、知的な探求を共にしませんか。当研究室での経験が、皆さんの学術的な成長と未来への展望を拓く一助となることを確信しています!

興味を持たれた方は、ぜひお気軽にご連絡ください!研究室をご案内することも可能です!共に研究できる日を楽しみにしています!

(更新履歴)
2025.04.06 土田修平
2024.06.25 土田修平
2023.04.25 土田修平