- 概要
- 完成形をイメージする・イメージを書き出す
- 計測
- 3Dモデルをデザインする
- ベルトと筐体をつなぐラグ部分を設計
- M5StickC Plus2固定用フックを設計
- 補強・削減
- 3Dプリンターで出力する
- 完成・装着
- まとめ ← イマココ
- 課題
まとめ
今回のプロジェクトでは、M5stickCplus2を腕に装着するための筐体作りに3Dプリンターを活用しました。しかし、3Dプリンターの可能性は、単に何かを固定する「ケース」を作るだけにとどまりません。
以前オープンキャンパスにて、ある生徒さんから「3Dプリンターって、何かを固定するものを作るためのものですよね?」という質問を受けました。しかし、3Dプリンターを使えば、全くのゼロから、あらゆる種類のモノを作り出すことができます。
Bambu Studioのオンラインモデル(テンプレート)を見てみてください。
世界中のクリエイターが公開している無料のCGモデルが大量にあり、3Dプリンターの用途がいかに多様であるかを実感できるはずです。

プログラミングと同じように、3Dモデリングでも「既存のテンプレート」をうまく活用することが重要です。
オンラインでダウンロードできるテンプレートファイル(例:.3mfファイル)は、Bambu StudioやTinkercadなどのソフトウェアで編集が可能です。必要な機能を持つパーツをいくつか見つけて組み合わせれば、自分だけのオリジナルのガジェットを簡単に作ることができます。
ちなみ.3mfとしてダウンロードした場合、Bambu Studioの「ファイル」→「エクスポート」から.stlファイルとして出力できます。あとはTinkercadの「インポート」で取り込むことができます。Tinkercadの方にもたくさんのテンプレートが転がっています。
例えば、「m5stick case」と検索すれば、様々なデザインのケースが見つかります。急いでいる時や、アイデアを試したいだけの時は、こういったテンプレートをベースに、足りない部分はテープなどで仮留めだけでも十分です。個人的にはまず実際に作って試さないとデザインの改善は難しいです。
