
授業の概要:
文化情報工学発展科目の情報工学系科目として2年次後期に履修する必修科目である。文化情報工学で用いることのできる情報通信技術やセンサ・計測技術などの工学的な基礎知識を学ぶ。センサ・計測機器によるデータ測定の方法をデザイン(設計・評価)するための知識の習得からはじめ、ウェアラブル・ユビキタスコンピューティングやメディア情報処理、インタラクションデザインなどの、特にアートや文化の領域において新たな価値を創成するために注目されている技術の学習へと展開する。これらの学習を基盤に、文化情報デザイン演習(発展科目)、文化情報デザイン研究(応用科目)において、専門性と共創能力を磨く。
授業の到達目標:
・データ計測に関わる知識と技法を磨く。表現を実現するための製作技術を身につける。(専門知)
・共創社会の構築にむけた課題を抽出する。(発見力)
・サービス具現化のためのデザインを考える。(発想力、デザイン力)
・他者とのディスカッションを通してアイデアを生み出すためのコミュニケーション能力を高める。(対話力)
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目次
#0 授業概要
#0.5 GitHubの導入
#1 M5StickC Plus2基礎:基本的な機能紹介
M5StickC Plus2のディスプレイ、ボタン、LED、ブザー、マイクなどの基本機能を使ってみる。
#2 M5StickC Plus2基礎:GPIOの使い方
M5StickC Plus2とLED Strip(WS2812B)を連携させる。
#3 M5StickC Plus2基礎:PCとの連携に向けて 〜p5.js基礎〜
メディアアート表現をp5.jsで描く。
#4 M5StickC Plus2で学ぶネットワーク活用:HTTP
M5StickC Plus2をWi-Fi接続してHTTPサーバ化、加速度データをp5.jsで可視化・ブラウザから画面色切替制御し、NTPで時刻同期まで行う。
#5 M5StickC Plus2で学ぶネットワーク活用:WebSocket
M5StickC Plus2をWebSocketでPCと双方向接続し、20Hzで加速度データを可視化・制御しつつ、p5.js/Node.jsでCSV保存まで行う。
#6 M5StickC Plus 2で学ぶネットワーク活用:MQTT/Bluetooth/ESP-NOW
M5StickC Plus2のセンサデータをMQTTでクラウド中継してブラウザ可視化・遠隔操作しつつ、Node.jsでCSV保存まで行う。Bluetooth/ESP-NOWの近距離通信も体験する。
#7 M5StickC Plus 2で学ぶネットワーク活用:IoTクラウド(1)
#8 M5StickC Plus 2で学ぶネットワーク活用:IoTクラウド(2)
#9 M5StickC Plus2応用:音楽とLEDの同期(1)
#10 M5StickC Plus2応用:音楽とLEDの同期(2)
#13 レーザーカッター:入門
#14 ALH(発表準備)
#15 制作物発表
その他
電子部品はオンラインで買えます。土田は以下サイトをよく利用しています。
- 秋月電子(秋葉原にある)
- スイッチサイエンス
- Amazon(わりとある)
- AliExpress(安いが配達トラブル多め)